民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ

KT福祉研究所では「民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ」を順次発刊しています。
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民生委員児童委員協議会等でまとめてご購入の場合は、割引価格でお渡しできます。
詳しくは、下記発行所へお問い合わせください。

KT福祉研究所 出版部
Tel 090-3504-2440
Fax 043-265-8540

ktfukusi@d2.dion.ne.jp


2026年1月13日刊行
予約受付中

民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ14

民生委員信条の理解と実践

-民生委員信条から考える民生委員活動-
松藤和生 著

A5版・96頁
定価1,650円(本体1,500+税10%)
ISBN978-4-910868-09-7

地域で暮らす人々の生活にもっとも近い場所で支援にあたる民生委員。その活動を支える“心の軸”として受け継がれてきたのが「民生委員児童委員信条」です。
本書は、この信条に込められた精神を手がかりに、民生委員活動の本質と実践のあり方を丁寧に読み解く一冊です。
「隣人愛」「地域把握」「相談援助」「協力・協働」「公正と人格向上」といった信条の要素を、単なる理念としてではなく、現場で直面する支援場面と結びつけながら解説。言葉にならないSOSのキャッチ、過度に踏み込まない配慮、秘密保持や倫理的判断、関係機関との連携、人権に基づくまなざしなど、実践に必要な視点を平易に示しています。
また、地域課題の変化や子どもの権利、相談援助の基本姿勢、民生委員として迷ったときの“立ち返る位置”の見つけ方など、日々の活動にすぐに生かせる知見も豊富に掲載。民生委員信条が今日の地域福祉にどのような意味をもち続けているのか、そしてこれからの民生委員活動に何を問いかけているのかを展望します。
年間100回以上の研修で全国の民生委員と向き合う著者が、現場感覚に根ざしながら信条の精神を立体的に解説した本書は、新任委員の入門書としてはもちろん、ベテラン委員が自身の活動を見つめ直すための「実務と理念をつなぐ書」としても最適です。

■ 本書の特徴
  ・ 民生委員信条を“実践の視点”からわかりやすく解説
  ・ 信条の精神と日々の支援場面を結びつけて理解できる
  ・ 支援の距離感・秘密保持・地域把握など実務の要点を整理
  ・ 現代的な地域課題や子どもの権利にも対応した内容
  ・ 新任からベテランまで役立つ“活動の軸”を示す一冊

■ このような方におすすめです
  ・ 民生委員・児童委員の新任の方
  ・ 活動の基本姿勢や信条をあらためて確認したい方
  ・ 支援や相談対応で迷いやすい方
  ・ 住民との関係づくりを深めたい方
  ・ 地域福祉や民生委員制度を学びたい方 

民生委員としての姿勢を温かく照らし続ける“灯り”としての信条をあらためてとらえ直すため。民生委員必読の一冊。

〜内容〜
第1章 民生委員信条とは何か
1節 民生委員信条の成立
2節 座右の銘としての民生委員信条
3節 民生委員信条と民生委員活動
4節 民生委員信条と児童憲章
第2章 隣人愛をもって、社会福祉の増進に努めます
1節 “隣人愛”の現代的意味
2節 孤独を生まない地域づくりと隣人愛
3節 相手の尊厳を守る支援としての隣人愛
4節 “つなぎ役”としての隣人愛
第3章 常に地域社会の実情を把握することに努めます
1節 地域把握の目的と必要性
2節 地域の特性をどのように把握するか
3節 地域課題をとのように見立てるか
4節 地域課題をチームで共有・支援
第4章 誠意をもって、あらゆる生活上の相談に応じ、自立の援助に努めます
1節 “誠意”は相談の基本姿勢
2節 相談場面の基本的なコミュニケーション
3節 相談内容を整理し、支援につなげる
4節 “自立支援”とは何を意味するのか
第5章 すべての人々と協力し、明朗で健全な地域社会づくりに努めます
1節 地域共生社会の理念
2節 協働のための関係づくり
3節 地域の“明朗さ”とは何か
4節 協働を進めるための具体的アプローチ
第6章 常に公正を旨とし、人格と識見の向上に努めます
1節 民生委員に求められる倫理観
2節 公正な判断のための基本姿勢
3節 人格と識見を高めるための自己研鑽
4節 民生委員としての成長を支える仕組み
第7章 児童憲章
1節 児童憲章とは何か
2節 児童憲章の基本理念
3節 児童憲章と子どもの権利条約
4節 民生委員が児童憲章を実践する視点
5節 児童憲章と民生委員活動
第8章 民生委員活動と民生委員信条
1節 これからの民生委員活動
2節 民生委員信条の現代的意義
3節 信条を実践するための姿勢と行動
4節 信条を次世代につなぐために
5節 民生委員信条の未来
付録 児童憲章

 


2025年12月26日刊行
予約受付中

民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ12

民生委員が学ぶ人権と個人情報

-安心して活動するための知識と心得-
松藤和生 著

A5版・120頁
定価1,650円(本体1,500+税10%)
ISBN978-4-910868-07-3

民生委員活動において、人権と個人情報は“知っているつもり”になりやすい一方で、実践では迷いや判断の難しさが伴う分野です。本書は、民生委員が安心して相談支援・見守り活動を行うために欠かせない知識と心得を、法律・制度の基礎から日常活動での対応までわかりやすく整理した実務テキストです。
本書では、「守るべき情報」「共有すべき情報」「共有してはならない情報」を具体的な事例を用いて解説し、“支援を止めないための守秘義務”という視点で実践に役立つ考え方を示します。また、相談支援における人権尊重の姿勢、プライバシーへの配慮、協働機関との連携の際の注意点など、現場でつまずきやすいポイントも丁寧にフォローしています。
■ 本書の特徴
・専門用語を使いすぎず、初任者にも理解しやすい構成
・「判断に迷う場面」への対応方法を事例形式で解説
・地域活動・相談支援・記録・連携の各場面で注意すべきポイントを整理
・“安心して活動できる”ことに重点を置いた内容
■ このような方におすすめです
・新任民生委員・児童委員
・改めて人権・プライバシーの知識を整理したい現任委員
・指導者・民生委員協議会の研修担当者

「人の権利を守りながら、必要な支援につなぐ」
そのための確かな理解と実務力を身につける一冊。

〜内容〜
第1章 人権とは何か
1節 人権と思いやり
2節 人権の役割
3節 人権は誰のもの
4節 人権のガイドライン(世界人権宣言)
第2章 人権の三本柱
1節 人権の始まり
2節 自由について
3節 平等について
4節 社会保障
5節 つまり人権とは
第3章 人権の種類と差別
1節 人権の多様性
2節 差別とは
3節 差別の芽を摘むために
4節 人権尊重の実践
第4章 相談支援と人権
1節 人と人とのふれあい
2節 相談支援活動
3節 民生委員の相談支援と人権
4節 対象者別の注意点
第5章 プライバシー
1節 プライバシーとは
2節 プライバシーの基本概念
3節 生活の中にあるプライバシー
4節 プライバシーを守る姿勢と具体的配慮
5節 プライバシー保護
第6章 個人情報
1節 個人情報とは何か
2節 プライバシー情報と個人情報の違い
3節 個人情報の収集
4節 個人情報の管理
5節 個人情報の共有
6節 情報漏えいのリスク
第7章 相談支援とプライバシー
1節 相談支援とプライバシー
2節 現代におけるプライバシー問題の動向
3節 福祉相談におけるプライバシー問題
4節 ケース理解と情報収集のポイント
5節 プライバシー保護の実践
6節 守秘義務と倫理
7節 人権・プライバシー・守秘義務の統合
第8章 民生委員活動と人権・個人情報・守秘義務
1節 人権の基軸としての「尊厳の保障」
2節 個人情報保護の意義
3節 守秘義務の法的・倫理的役割
4節 民生委員の核となる“三位一体モデル”


2025年11月27日刊行

民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ9

民生委員の相談支援活動

-続民生委員が聴く令和の相談支援-
松藤和生 著

A5版・122頁
定価1,650円(本体1,500+税10%)
ISBN978-4-910868-06-6

相談支援活動は、民生委員にとって最も重要な役割で、民生委員活動の中心にあるものと考えてよいでしょう。本書は、民生委員の相談支援活動について、その基本事項と技能を紹介することを目的に書かれています。
問題を抱えた相談者に対して、民生委員の行う相談支援と専門機関の行う相談支援の最終的な目的(相談者が抱える問題の解決や不安の軽減など)に違いはありません。また、誰に対しても平等に対応すること、相談者の人権やプライバシー、意思を尊重することなども共通です。
しかし、専門職の場合は相談室であらかじめ準備をしておいてから相談を受けることが多いのですが、民生委員が行う相談の場合は、民生委員宅に相談者が来る、心配ごと相談所で対応する、調査やチラシ配布で訪問した際、行事のついで、買い物途中のスーパーで等々、決められた場所以外で相談を受けることが多くあります。つまり、民生委員は地域住民との日常的接触や会話をしながら、その延長として問題解決を目的にした会話が生まれるという特徴があるのです。
本書では、民生委員の相談支援活動について、生活困窮者、高齢者、障害児・者、子ども・子育て家庭と民生委員の相談支援活動の対象者に焦点をあてつつ、相談支援に関する基本事項や展開過程、相談技法について論じています。
民生委員が相談支援活動をすすめる上での指針となる一冊。

〜内容〜
第1章 民生委員活動と相談支援
1節 民生委員の相談支援活動
2節 クライエントについて
3節 問題について
4節 問題解決に取り組んでいく力
5節 社会的支援ネットワーク
第2章 相談支援活動の展開
1節 民生委員の相談支援活動の意義
2節 法制度に見る民生委員の相談支援活動
3節 福祉相談支援活動の特質
4節 相談支援活動の展開
5節 相談支援活動の技能
6節 プライバシー保護と秘密の保持
第3章 低所得者世帯の相談支援
1節 低所得者支援と民生委員活動
2節 見えづらい貧困
3節 貧困と社会的孤立
4節 子どもの貧困
5節 生活困窮者自立支援制度と民生委員活動
第4章 高齢者の相談支援
1節 高齢者支援活動の意味
2節 高齢者をめぐる課題と対応
3節 地域包括支援センターと民生委員の連携
4節 高齢者支援活動での民生委員の役割
第5章 障害児・者の相談支援
1節 障害者とは
2節 障害者福祉の法とサービス体系
3節 障害者をめぐる課題と対応
4節 障害別の特徴と相談時のポイント
5節 障害児・者支援活動での民生委員の役割
第6章 子ども・子育て家庭の相談支援
1節 子どもや子育て家庭をめぐる現状
2節 子ども・子育て家庭の相談支援活動
3節 民生委員・児童委員と主任児童委員の連携
4節 民生委員としての地域ネットワークを生かす
第7章 関係機関との連携
1節 地方自治体(市区町村)と福祉事務所
2節 社会福祉協議会
3節 地域包括支援センター
4節 保健所・保健センター
5節 児童相談所
6節 町内会等
第8章 民生委員による令和の相談支援
1節 基本的考え方
2節 活動上のポイント
3節 相談支援活動の工夫
4節 民生委員の相談支援活動の新たな形


第二版 2025年11月4日刊行

民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ5

初めて学ぶ民生委員活動

-新任民生委員自己研修テキスト-
第二版
松藤和生 著

A5版・132頁
定価1,650円(本体1,500+税10%)
ISBN978-4-9910261-9-5

民生委員として新しい一歩を踏み出すあなたへ。
この一冊が、民生委員・児童委員としての“最初の教科書”になります。
令和時代の新しい福祉の現状と新たな活動内容を加えて改版した第二版を2025年11月に発刊。
地域福祉をとりまく環境が大きく変化する令和の時代。
本書は、新任民生委員が最初に身につけておきたい基礎知識から、最新の福祉動向、地域で直面する具体的な支援活動までをわかりやすく体系的にまとめた、新しく民生委員・児童委員になった方、自己研修の基礎を一冊で身につけたい方、民児協の研修担当者、地域福祉を学び直したいベテラン委員の方など、まさに「民生委員必携のテキスト」です。
第二版では、「令和の新しい福祉課題」「見守り・支援の最新の方向性」「子ども・子育て支援の広がり」「関係機関との実践的な連携」など、現場の期待に応える内容を大幅にアップデート。
日々の活動にすぐ役立つ“実務のヒント”も豊富に盛り込みました。
迷ったとき、活動に悩んだとき、そっと背中を押してくれる一冊。
地域を支え、つながりをつくる民生委員・児童委員の“初めの一歩”に、ぜひお役立てください。

〜内容〜
第1章 民生委員活動
 1節 社会福祉と民生委員
 2節 民生委員の役割と基本姿勢
 3節 民生委員活動の性格と原則
 4節 民生委員の基本活動
 5節 守秘義務とプライバシー保護
第2章 児童委員活動
 1節 児童委員の役割と心構え
 2節 児童と家庭への支援
 3節 児童の健全育成のための地域活動
 4節 民生委員・児童委員と主任児童委員の連携
第3章 民生委員の組織
 1節 民生委員・児童委員協議会(民児協)
 2節 部会・委員会活動
 3節 事務局の役割
 4節 民生委員推薦会
第4章 民生委員活動の歴史
 1節 民生委員活動の歴史
 2節 民生委員活動前史
 3節 民生委員活動の戦後史
 4節 民生委員活動の平成史
 5節 民生委員活動の令和史
第5章 民生委員の見守り・支援活動
 1節 民生委員の見守り・支援活動
 2節 実態把握の意味
 3節 見守り・支援活動の体制づくり
 4節 見守り・支援活動の工夫
 5節 民生委員の見守り・支援活動の意義
第6章 対象者別の支援活動
 1節 低所得者世帯の支援活動
 2節 高齢者の支援活動
 3節 障害児・者の支援活動
 4節 子ども・子育て家庭の支援活動
第7章 関係機関との連携
 1節 地方自治体(市区町村)と福祉事務所
 2節 社会福祉協議会
 3節 地域包括支援センター
 4節 保健所・保健センター
 5節 児童相談所
 6節 町内会等
第8章 これからの民生委員活動
 1節 基本的考え方
 2節 活動上のポイント
 3節 地域福祉活動の展開
 4節 これからの民生委員活動の形
付録 民生委員法

 


民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ8

続令和時代の民生委員活動

-民生委員・児童委員活動の基礎知識-
松藤和生 著

A5版・108頁
定価1,650円(本体1,500+税10%)
ISBN978-4-910868-04-2

民生委員は、100年以上の歴史を持つ、わが国独特の「制度ボランティア」です。
近隣住民の繋がりが希薄になりがちな現代社会の中で、地域を愛し無報酬のボランティアとして日夜活動しており、今も23万5千人余の民生委員が全国各地で活躍しています。
民生委員の活動内容は、高齢者・障がい者・児童の支援、見守り、生活保護世帯の育成指導、地域社会の健全育成、地域福祉活動の参加等々、多岐にわたります。その民生委員活動も令和の時代に入り、新型ウイルスへの対応など新しい生活様式の時代にあわせて、その活動スタイルを模索しながら、その活動方法やあり方について根底から考え直す、大きな転換期を迎えています。
本書では、この新時代の民生委員活動を考えるために、その役割の原点を知り、民生委員がこれまで歩んできた歴史とこれまでの活動の方法とあり方を振り返り、そして見つめ直し、新しい生活様式の中での新たな民生委員活動のあり方を示唆する一冊。

〜内容〜
第1章 民生委員の活動と理念
1節 民生委員の基本姿勢
2節 民生委員活動の性格と原則
3節 民生委員・児童委員の基本活動
第2章 民生委員の組織
1節 民生委員協議会設置の根拠
2節 民児協の役割と原理・原則
3節 民児協の構成員と役割
4節 民児協の活動
5節 事務局と民生委員推薦会
第3章 民生委員活動前史
1節 民生委員の生みの親たち
2節 救護法の制定と方面委員活動
3節 方面委員活動の法制化
第4章 民生委員活動の近現代史
1節 民生委員令の制定
2節 児童委員の兼務
3節 民生委員法の制定
4節 昭和時代の民生委員活動
5節 平成時代の民生委員活動
6節 近年の民生委員活動
第5章 民生委員の相談援助活動
1節 民生委員の相談援助活動とは
2節 法制度に見る民生委員の相談援助活動
3節 相談援助活動の基本
4節 実態把握の意味
5節 相談援助活動の工夫
第6章 民生委員の見守り活動
1節 見守り活動の必要性
2節 見守り活動の体制づくり
3節 ネットワークの構成
4節 見守り活動の工夫
第7章 関係機関との連携
1節 地方自治体(市区町村)と福祉事務所
2節 社会福祉協議会
3節 地域包括支援センター
4節 保健所・保健センター
5節 児童相談所
6節 小・中学校
7節 町内会等
第8章 令和時代の民生委員活動
1節 地域福祉活動の展開
2節 民生委員の学習・研修の課題
3節 民児協の体制強化
4節 新たな民生委員活動の形を求めて

 


民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ11

児童福祉と児童委員活動

-続児童委員が紡ぐ令和の児童福祉-
松藤和生 著

A5版・110頁
定価1,650円(本体1,500+税10%)
ISBN978-4-910868-05-9

 児童委員は、昭和23年に施行された「児童福祉法」に「民生委員令による民生委員は児童委員に充てられたものとする」という規定が設けられ、民生委員が児童委員を兼務して誕生しました。
 児童委員は、乳幼児、妊産婦の保健保護、子ども会、母親クラブなどのクラブ活動の推進、児童文庫、子どもの遊び場設置、児童福祉施設の設置促進など昭和の児童福祉の増進に大きく寄与していきます。
 少子高齢化の進行、児童虐待の顕在化など、子どもをめぐる課題が多様化した平成時代には、平成6年1月に新設された、主任児童委員と共に、地域の児童福祉活動の一層の推進を図ってきました。
 そして現在、令和の時代に入り、児童虐待の増加・DV被害の深刻化・子どもの貧困の進展など児童母子を取り巻く課題が複雑になり、その要因も多様化しています。また、コロナ禍で生まれた「新しい生活様式」は大人だけでなく子どもの生活にも大きな影響を与え、児童福祉の見守り・支援のありかたも大きな転換期を迎えています。
 本書では、民生児童委員と主任児童委員の連携も含め、新型ウイルスへの対応など新しい生活様式の時代にあわせた、新時代の児童委員活動を考えるために、その役割の原点を知り、児童福祉とは何か、その児童福祉の中で児童委員が果たす役割を見つめ直し、新しい生活様式の中での新たな児童委員活動のあり方を示唆する一冊。

 

〜内容〜
第1章 児童と児童福祉
1節 児童福祉とは
2節 わが国の児童保護の歴史
3節 第二次世界大戦後の動き
4節 昭和から平成の児童福祉
5節 こどもまんなか社会
第2章 児童福祉の法制度
1節 児童福祉の法体系
2節 こども基本法
3節 児童福祉法
4節 児童福祉六法
5節 児童福祉に関連する法律
第3章 児童委員の理念
1節 児童委員制度の成立
2節 児童委員の役割
3節 児童委員の心構え
第4章 主任児童委員制度
1節 主任児童委員制度の成立
2節 主任児童委員の法的位置づけと職務
3節 主任児童委員の役割
4節 主任児童委員の活動
5節 民生児童委員と主任児童委員の連携
第5章 児童委員の具体的活動
1節 地域の実情把握
2節 児童と家庭への支援
3節 児童の健全育成のための地域活動
4節 小・中学校との連携
5節 児童虐待防止活動
6節 児童福祉に関する意見具申・連絡通報
7節 子どもの貧困対策
8節 ヤングケアラー問題
第6章 児童相談所との連携
1節 児童相談所の役割と仕組み
2節 児童虐待への対応
3節 児童相談所との連携
第7章 児童福祉関係機関との連携
1節 こども家庭庁
2節 市町村(地方自治体)
3節 福祉事務所
4節 保健所・保健センター
5節 保育所
6節 児童養護施設
7節 母子生活支援施設
第8章 令和時代の児童委員活動
1節 児童委員の地域活動の展開
2節 児童委員協議会の体制強化
3節 新たな児童委員活動の形を求めて
 


民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ10

令和時代の民児協運営

-新たな民児協活動の形を求めて-
松藤和生 著

A5版・100頁
定価1,650円(本体1,500+税10%)
ISBN978-4-910868-03-5

本書は、民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ10として、新しい時代における民生委員・児童委員協議会(民児協)の運営方法について詳しく解説しています。地域福祉の最前線で活動する民生委員・児童委員の皆様に向けて、令和時代における効果的な民児協活動の形を提案しています。現代の社会福祉における課題や、行政機関・福祉関係機関・地域コミュニティとの協働の在り方など、実務に直結する内容を分かりやすく解説。民生委員・児童委員としての活動をより充実したものにするための必携の一冊です。

〜内容〜
第1章 民生委員史にみる組織活動
1節 民生委員活動の歴史
2節 民生委員活動前史
3節 民生委員活動の戦後史
4節 民生委員活動の平成史
5節 民生委員活動の令和史
第2章 民児協の設置と役割
1節 民生委員協議会設置の根拠
2節 民児協の役割と原理・原則
3節 民児協の構成員と役割
4節 民児協リーダーの役割
5節 事務局の役割
6節 民生委員推薦会
第3章 民児協の活動
1節 民生委員活動を支える活動
2節 地域住民のための活動
3節 法定単位民児協による活動
4節 児童委員協議会の設置と活動
第4章 福祉事務所との連携
1節 福祉事務所の役割と設置
2節 福祉事務所の組織と職務
3節 民生委員と福祉事務所の連携
第5章 社会福祉協議会との連携
1節 社会福祉協議会の成り立ち
2節 市区町村社協の活動原則
3節 市区町村社協の事業
4節 民児協と社協の連携
第6章 関係機関との連携
1節 地方自治体(市区町村)
2節 地域包括支援センター
3節 保健所・保健センター
4節 児童相談所
5節 小・中学校
6節 町内会等
第7章 民生委員活動の課題
1節 民生委員活動の課題
2節 相談支援活動の工夫
3節 見守り活動の工夫
4節 民生委員活動とプライバシー保護
5節 アフターコロナ時代の地域福祉支援活動
第8章 令和時代の民児協運営
1節 地域での民児協活動
2節 定例会の運営と役割
3節 民生委員の学習・研修の課題
4節 民児協運営の課題
5節 これからの民児協運営


民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ7

令和時代の主任児童委員活動

-新たな主任児童委員活動の形を求めて-
松藤和生 著

A5版・106頁
定価1,650円(本体1,500+税10%)
ISBN978-4-910868-02-8

本書は、主任児童委員の役割と活動の新しい形を探求し、変化する社会ニーズに対応するための実践的な知識を提供します。
民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ7として、著者の豊富な経験とフィールドワーク研究に基づいた内容を収録しています。
現場での活動に直接活かせる具体的な事例や、地域社会における児童福祉の課題解決に向けた新しいアプローチを詳しく解説。
主任児童委員はもちろん、民生委員・児童委員をはじめ児童福祉に関わるすべての実務者や研究者にとって、貴重な参考資料となることでしょう。主任児童委員必携の一冊。

〜内容〜
第1章 主任児童委員とは
 1節 主任児童委員の誕生
 2節 主任児童委員の法的位置づけと職務
 3節 主任児童委員の配置基準
 4節 児童委員と主任児童委員
第2章 主任児童委員の理念
 1節 児童委員制度の成立
 2節 児童委員と主任児童委員の役割
 3節 主任児童委員の心構え
第3章 主任児童委員の役割
 1節 主任児童委員の基本姿勢
 2節 主任児童委員の活動
 3節 主任児童委員も民生委員
第4章 主任児童委員の具体的活動
 1節 地域の実情把握
 2節 児童と家庭への支援
 3節 児童の健全育成のための地域活動
 4節 小・中学校との連携
 5節 児童虐待防止活動
 6節 児童福祉に関する意見具申・連絡通報
 7節 子どもの貧困対策
 8節 ヤングケアラー問題
第5章 児童福祉の歴史と法制度
 1節 わが国の児童保護の歴史
 2節 第二次世界大戦後の動き
 3節 昭和から平成の児童福祉
 4節 今日の児童福祉
 5節 児童福祉の法的根拠
 6節 児童福祉の法体系
 7節 児童福祉六法
 8節 児童福祉に関連する法律
第6章 児童相談所との連携
 1節 児童相談所の役割と仕組み
 2節 児童虐待への対応
 3節 児童相談所との連携
第7章 児童福祉関係機関との連携
 1節 こども家庭庁
 2節 市町村(地方自治体)
 3節 福祉事務所
 4節 保健所・保健センター
 5節 保育所
 6節 児童養護施設
 7節 母子生活支援施設
第8章 令和時代の主任児童委員活動
 1節 主任児童委員の地域活動の展開
 2節 主任児童委員活動の現状と課題
 3節 児童委員協議会の体制強化
 4節 これからの主任児童委員活動


民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ6

災害時の民生委員活動

-災害に備えた民生委員の取組み-
北川 進 著

A5版・74頁
定価1,650円(本体1,500+税10%)
ISBN978-4-910868-01-1

本書は、災害時における民生委員の役割と活動について詳しく解説した実践的なテキストブックです。
民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ6として、災害に備えた民生委員の具体的な取り組みを網羅的に紹介しています。
著者の北川進氏による、実際の災害現場での経験と知見に基づいた内容は、民生委員の方々にとって貴重な学習資料となります。
災害に備えた民生委員活動から災害発生時の初動対応、要援護者支援、地域コミュニティとの連携まで、実践的なノウハウが分かりやすく解説されています。
民生委員の方々はもとより、地域福祉活動実践者の必携書となることでしょう。災害に強い地域づくりを目指す全ての方にお勧めの一冊です。

〜内容〜
第1章 第1章 災害大国日本
 1節 災害とは
 2節 わが国の災害
 3節 災害に関する主な法制度
第2章 災害時の課題
 1節 「被災者」の捉え方
 2節 災害後の環境の変化
 3節 被災者支援の基本と目指すこと
 4節 長期的視点の重要性
第3章 災害発生時の民生委員活動
 1節 災害直後の動き
 2節 安否確認
 3節 避難誘導
 4節 避難所支援
第4章 生活復旧から復興まで
 1節 在宅避難者の支援
 2節 仮設住宅入居者との関わり
 3節 生活支援相談員
第5章 災害時の対象者別支援
 1節 高齢者世帯
 2節 生活に困難を抱えやすい世帯
 3節 障がい者などの世帯
第6章 関係機関との連携
 1節 市町村(地方自治体)
 2節 社会福祉協議会
 3節 地域包括支援センター
 4節 その他の支援機関
第7章 平時の取組み
 1節 避難行動要支援者名簿
 2節 個別避難計画
 3節 災害に備えた連携
第8章 災害に備えた民生委員活動
 1節 災害時に問われる平時のつながり
 2節 「防災」の基本は地域づくり
 3節 地域共生社会の実現


民生委員・児童委員自己研修テキストシリーズ4

民生委員が聴く令和の相談支援

-民生委員の相談支援活動の新たな形-
松藤和生 著

A5版・100頁
定価1,100円(本体1,000+税10%)
ISBN978-4-9910261-6-4

 相談支援活動は、民生委員にとって最も重要な役割で、民生委員活動の中心にあるものと考えてよいでしょう。本書は、民生委員の相談支援活動について、その基本事項と技能を紹介することを目的に書かれています。
問題を抱えた相談者に対して、民生委員の行う相談支援と専門機関の行う相談支援の最終的な目的(相談者が抱える問題の解決や不安の軽減など)に違いはありません。また、誰に対しても平等に対応すること、相談者の人権やプライバシー、意思を尊重することなども共通です。
しかし、専門職の場合は相談室であらかじめ準備をしておいてから相談を受けることが多いのですが、民生委員が行う相談の場合は、民生委員宅に相談者が来る、心配ごと相談所で対応する、調査やチラシ配布で訪問した際、行事のついで、買い物途中のスーパーで等々、決められた場所以外で相談を受けることが多くあります。つまり、民生委員は地域住民との日常的接触や会話をしながら、その延長として問題解決を目的にした会話が生まれるという特徴があるのです。
本書では、民生委員の相談支援活動について、生活困窮者、高齢者、障害児・者、子ども・子育て家庭と民生委員の相談支援活動の対象者に焦点をあてつつ、相談支援に関する基本事項や展開過程、相談技法について論じています。
民生委員が相談支援活動をすすめる上での指針となる一冊。

〜内容〜
第1章 民生委員活動と相談支援
 1節 民生委員の相談支援活動
 2節 クライエントについて
 3節 問題について
 4節 問題解決に取り組んでいく力
 5節 社会的支援ネットワーク
第2章 相談支援活動の展開
 1節 民生委員の相談支援活動の意義
 2節 福祉相談支援活動の特質
 3節 相談支援活動の展開
 4節 相談支援活動の技能
第3章 低所得者世帯の相談支援
 1節 低所得者支援と民生委員活動
 2節 見えづらい貧困
 3節 貧困と社会的孤立
 4節 子どもの貧困
 5節 生活困窮者自立支援制度と民生委員活動
第4章 高齢者の相談支援
 1節 高齢者支援活動の意味
 2節 高齢者をめぐる課題と対応
 3節 地域包括支援センターと民生委員の連携
 4節 高齢者支援活動での民生委員の役割
第5章 障害児・者の相談支援
 1節 障害者とは
 2節 障害者福祉の法とサービス体系
 3節 障害者・児をめぐる課題と対応
 4節 障害別の特徴と相談時のポイント
 5節 障害児・者支援活動での民生委員の役割
第6章 子ども・子育て家庭の相談支援
 1節 子どもや子育て家庭をめぐる現状
 2節 子ども・子育て家庭の相談支援活動
 3節 民生児童委員と主任児童委員の連携
 4節 民生委員としての地域ネットワークを生かす
第7章 相談支援とプライバシー
 1節 現代におけるプライバシー問題の動向
 2節 福祉相談におけるフライバシー問題の特質
 3節 福祉相談におけるプライバシー問題の位置づけ
 4節 プライバシー保護の原則
第8章 民生委員による令和の相談支援
 1節 基本的考え方
 2節 活動上のポイント
 3節 相談支援活動の工夫
 4節 民生委員の相談支援活動の新たな形

 


 

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