近年、教育現場や福祉現場の中で、子どもたちに対する福祉教育・ボランティア学習の重要性が叫ばれ、全国で取組まれています。しかし、指導する立場の教職員の中には、福祉やボランティアに関する専門知識を持った方がまだまだ不足しており、その学習体系も確立されていません。また、福祉現場の職員は、福祉・ボランティアの知識はあっても、子供たちへ伝える(教育)のノウハウがなく、この点が課題となっています。この様な現状の中で、福祉・ボランティアを子どもたちにどの様に伝えていくのか手探り状態のようです。これらの課題を解決するには、福祉教育・ボランティア学習を指導する立場の教職員や福祉職員に対して、福祉教育とは何か、ボランティア学習の進め方についてしっかりとした研修することが急務となっており、全国の都道府県・市区町村の教育委員会や社会福祉協議会で様々な研修が実施されています。
KT福祉研究所でも、福祉教育・ボランティア学習のさまざまなプロジェクト、調査研究、研修に関わってきました。また、福祉教育・ボランティア学習のありかたについて、研究をすすめ、各学会などで、その研究成果を発表してきました。これらにより蓄積されたノウハウをもとに、福祉教育・ボランティア学習に関わる諸問題と、現場で解決を迫られている課題についてお手伝いいたします。
21世紀の福祉教育・ボランティア学習は、Keeping Teamapproach「KT」がテーマです。みんなで考える問題解決こそが、これからの福祉教育・ボランティア学習のカタチです。新しい福祉・ボランティア教育の時代に対応できる研修形態をご用意して、みなさまの活動をサポートいたします。
研修概要
●経験豊かな講師による基礎講義で福祉教育・ボランティア学習の基本学習
ボランティアコーディネーターとして、現場経験のある専門講師が、福祉・ボランティアの基本を体系的に整理し、基礎知識を習得します。
●ワークショップ・グループワークなど演習を多く取り入れた研修形態
学年別・年齢別・活動形態別といった多様な枠組みでのグループによる演習を行い、現場ですぐに役立つスキルを習得します。
研修対象者と研修形態
●研修対象者 小・中・高等学校の教職員、社会福祉協議会や福祉施設等の福祉教育ボランティア担当職員
●講 義 形 式 90分〜120分で50名〜何名でも
●演 習 形 式 3時間〜6時間で20名〜70名以内
派遣実績
[福祉教育関係の研修]
全国高校校長会・千葉市教育委員会・福島県社協・群馬県社協・千葉県社協・千葉市社協・静岡県社協・長野県社協・愛知県社協・山口県社協・高知県社協・鹿児島県社協
[その他ボランティア関係の研修]
全国社協・全国生協連・北海道社協・秋田県社協・岩手県社協・宮城県社協・栃木県社協・茨城県社協・埼玉県社協・神奈川県社協・新潟県社協・富山県社協・福井県社協・宮崎県社協・長崎県社協 ほか、市町村の教育委員会や社協・民協など
研修プログラム例 3時間〜6時間
教育委員会や社会福祉協議会が主催する福祉教育担当職員研修プログラムの企画、および講師・インストラクターの派遣を行っています。弊所の標準プログラムをもとにしながら、ご相談のうえ、主催者のご要望や参加者の成熟度、日程、予算に合わせたオリジナルプログラムを作成しています。
テーマ「福祉教育の基本」 |
テーマ「ボランティア活動を学ぶ」 |
講義「社会福祉の基本について」
|
講義「ボランティアとは何か」 |
テーマ「福祉教育の視点」 |
テーマ「ボランティア学習の視点」 |
基本講義「福祉教育の視点」 |
基本講義「ボランティア学習と福祉教育」 |
講演テーマ例 90分〜120分
「福祉教育について」 「ボランティア及び福祉教育について」
「地域における福祉教育・ボランティア学習の取り組み」 「心に残る福祉教育」
「総合的な学習の時間と福祉教育との課題」 「福祉教育への具体的取り組み」
「より質の高い福祉教育の実践について」 「学校教育と地域福祉活動について」
「総合的な学習におけるボランティア体験プランについて」
「地域に根ざしたボランティア活動・福祉教育」 「福祉教育における人材育成」
「学校における福祉教育の進め方」 「地域活動と福祉教育の視点」
「学校・地域・家庭における福祉教育の取り組み・推進について」
上記の他、参加対象者(教職員・福祉職員・地域住民など)に合わせた、テーマで講義いたします。